ホールクラスター発酵とは
ホールクラスター(全房)発酵とは、ブドウを破砕せず茎を付けたまま発酵槽に入れる醸造手法です。茎から抽出されるスパイシーさ、タンニン、植物的なニュアンスがワインに独特の複雑性と構造を与えます。
ホールクラスターの効果
茎はタンニンの追加源となり、ワインの骨格を強化します。発酵温度を自然に下げる効果があり、部分的なカルボニック・マセラシオンが果実味の鮮やかさを高めます。スパイス(黒胡椒、クローヴ)や花の香りが加わり、芳香の複雑性が増します。
ホールクラスターの使用例
ブルゴーニュのDomaine de la Romanée-ContiやDomaine Leroy、北ローヌのAuguste Clapreなど、多くの偉大な生産者がホールクラスターを採用しています。茎の使用比率(0〜100%)は醸造家のスタイルとヴィンテージの条件によって判断されます。茎が完全に成熟していることが重要です。