起源と歴史
リオハのワイン造りはフェニキア人と古代ローマ人にまで遡るが、近代的なワイン産業の基盤は19世紀に形成された。1860年代のボルドーのフィロキセラ禍により、多くのフランス人醸造家がリオハに移住し、オーク樽熟成の技術をもたらした。この交流がリオハの伝統的なワインスタイル——長期樽熟成——を確立した。2017年にはビニェド・シングラル(単一畑)格付けが導入され、テロワール表現への新たな潮流が生まれている。
テロワールと気候
リオハはエブロ川沿いに東西に広がり、三つのサブゾーンを持つ。リオハ・アルタは大西洋の影響を受け、石灰質粘土土壌で最もエレガントなワインを生む。リオハ・アラベサはバスク山地の南斜面に位置し、標高と石灰岩が凝縮した果実を生む。リオハ・オリエンタル(旧リオハ・バハ)は地中海性気候で温暖であり、パワフルなグルナッシュを産出する。
主要なアペラシオン
リオハDOCaは、熟成期間に基づく独自の分類体系を持つ。ホーベン(若飲み)、クリアンサ(2年熟成、うち1年樽)、レセルバ(3年熟成、うち1年樽)、グラン・レセルバ(5年熟成、うち2年樽)の4段階がある。2017年に追加されたビニェド・シングラル(単一畑)は、特定の畑のテロワールを表現する最上級カテゴリーである。
代表的なワイン
- ロペス・デ・エレディア ヴィーニャ・トンドニア — 伝統的リオハの時間を超えた象徴
- コンティノ グラン・レセルバ — 単一畑の先駆者
- ラ・リオハ・アルタ グラン・レセルバ890 — 偉大な年のみ生産される希少品
- テルモ・ロドリゲス ランサガ — モダンリオハの旗手